サスペンション調整(1)
サスペンションをセッティングする理由は、見た目やサスペンションの役割として、 乗り心地よくするということはあるでしょうが、 実はそれ以上に、乗り手の乗り方を大きく左右するものなのです。
自分がどんな乗り方をしたいのか、また、普段の「乗り」をどう感じているかは、 とても重要なのです。 これは、オートバイに限らず、 あるいは、こういったモータースポーツの調整に限らずとても重要なことなのです。
陸上の選手が、走る時に使う筋肉を変える、 ピアニストが、手指をどう使うか、どれほどの神経を払っているでしょうか。 そして、調整の前後で、それを五感で感じようと必死になっているはずです。 それは、プロ、アマを問わず、今の自分の技量の範囲でできることなのです。
まずは、基本セッティングを決めます。 走る場所や自分の姿勢そして、季節や天候、カスタムの具合によってどのように変わっていくか、 自分自身が感じて、細かく記録して行くことも大事でしょう。
細かい違いはわからなければ、サスペンションの硬さをまずは、最大最小で比べてみればどうでしょうか。