フロントフォーク(1)

フロントフォーク(1)

フォークというのは、フロントタイヤを挟み込んでいる2本の棒です。 一般的にフォークというのは、フロントフォークのことで、 ホイールを固定するだけでなく、サスペンション機能も持っているものを指す場合が多いです。 オートバイは、自転車と同じように、もともとフォークで支えられ、 このフォークにサスペンションを組み込んだ形で、改良されてきました。

この2本の棒は、太い棒と細い棒に分かれていて、 前輪が衝撃を受けると、細い棒が太い棒の中に入り込む仕組みになっています。 フォークの中にはスプリングとダンパー機構が入っています。

このスプリングとダンパーで、衝撃を吸収する仕組み、 つまりサスペンショの機能が組みこまれているのです。

太い方の棒をアウターチューブ、細い方をインナーチューブと呼んで、 一般的には、アウターチューブが下側(車輪側)についていて、 正立フォークと呼ばれています。 それに対して、インナーチューブが下側になっているものが倒立フォークです。

衝撃を受ける車輪側が細くなり、ハンドル側が太くなるためフォークの強度が上がるので、 オフロードモデルなどで、よく採用されています。